ライブコマースについて考える
先日ある雑誌の記事で「ライブコマース」の特集が組まれていました。
ライブコマースとは、ECサイトにライブ動画をくっつけたもので、お客さんはスマホやパソコンで動画を見ながら、気に入った商品があればその場で注文できるという仕組みです。
従来のテレビショッピングもライブ動画ではあります。よくありますよね。テレビでやっている通販番組。タレントさんなんかが商品を紹介して、ほしいと思ったら電話で注文するあれです。
ライブコマースとテレビショッピングの違いは、お客さんがリアルタイムで出品者に質問でき、出品者が質問に答えてくれる「双方向性」があるところではないでしょうか。
ライブ動画では触れられなかった説明がある、またはもっと深く商品について知りたい時は、出品者にコメントで質問することができるわけです。
例えば、服を販売している出品者の動画を見たとします。
気に入った服があるのですが、もちろん実際に試着することはできません。
サイズや着心地、材質などが気になります。
そんな時、ライブコマースだと出品者にコメントで質問することができるのです。
出品者からの回答を待ち、納得してから購入することができます。
ライブコマースについては以下↓↓↓の記事で詳しく紹介されています。
話題のライブコマースとは? 国内の代表サービス5選 【事例まとめ】
このライブコマースですが、特に中国で盛り上がっているようです。
発言力のあるインフルエンサーになると、数時間で億単位の売上をあげるそうです。
日本だと、「Live Shop!」、「メルカリチャンネル」、「BASE ライブ」などが有名でしょうか。
メルカリチャンネルで有名な出品者に宮原龍磨さんという方がいます。
宮原さんは佐賀県で農園を経営している方で、自らが生産する「スプラウトにんにん鉄子」をメルカリチャンネルで販売しています。
フォロワー数は6000人を超えるそうです。
商品の説明はもちろん、調理方法などを説明し、一度に数十万円を売り上げることもあるそうです。
ただ、日本におけるライブコマースの規模は中国に遠く及びません。日本と中国では人口も違いますし、国内市場の規模も違いますが、日本でライブコマースが浸透するまでもう少し時間がかかりそうです。
ライブコマースで大事な点を、ゆうこすさんが5つあげていました。
①
Amazonで普通に売っているような商品は売らない
→確かにAmazonで売っている商品であればAmazonで買いますね。Amazonは手軽だし、はやく届くし、なにより安心、信頼があります
②
売り手と買い手の間にきちんとした信頼関係があること
→できれば信頼できる人から買いたいと思うのは当然ですよね。私もちょっとでも「この人大丈夫か?」と思ったら、買わないと思います。
③
紹介する商品に対して配信者本人が強い思い入れがあること
→商品に対して強い思い入れがなければ、その商品を詳しく説明することは難しいですよね。自分の言葉で伝えることもできません。
④
配信者本人が本当にオススメできる商品だけを売ること
→自分が本当に良いと思った商品じゃないと、そもそもオススメするのも無理ですよね。
⑤
視聴者の「あなた」にとって価値のある商品であることを自分の言葉で伝えること
→商品のスペックももちろん大事ですが、「本当に必要だろうか?」と迷った時に大事なのは、オススメしてくれる人の言葉ですよね。その言葉が心に響けば買おうと思います。
以上の5つが大事だそうです。
私はライブ配信をしたことはありませんが、もし今後ライブ配信をすることがあれば参考にしてみたいと思います。